世界で一番、不器用な君へ


「あ、の…」


「ん?」


「私と、花火大会に行ってくださいっ!」


ほとんど勢いに任せて言った言葉。


怖くて、先輩の顔が見れない。


なんて、言われる…?


「いいの?」


「…え?」


「俺で、いいの?」


照れて、少し赤くなってる先輩の顔。


すごく可愛くて、胸がきゅーっと締め付けられた。

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