元姫と隠された真実。



俺は見逃さなかった。


一瞬、傷ついたような顔をしたのを。


その時、俺は女を見て気付いたことがあった。


「怪我してんぞ。」


「あぁ、本当だ。気にしないで。」


「あいつらにやられたのか?」


「ううん。違う。助けてくれて、ありがとうございました。」


それだけを言って、女は去ろうとする。


グイッ






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