嘘つきは眼鏡のはじまり
「そう、ですね。
年末ですもんね」

「その代わり、クリスマス絶対、ミサさんのために空けますので。
……そんな顔、しないでください」

困ったように笑われて、初めて自分が淋しいなんて思っていることに気がついた。

……そっか。
私は柊人さんに会えないのが淋しいんだ。



TLに柊人さんがあまり現れなくなって、淋しい日々を過ごした。
話をしたくても、忙しい柊人さんに話しかけるのは悪い気がして。
クリスマスまで我慢。



次に柊人さんと会う約束をした日まであと一週間。
会社で、応接室を片付けていたらボールペンが落ちていることに気がついた。

……私が、柊人さんにプレゼントしたのとよく似た。
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