バンドしようよ!
シド。好きだよ。
「シド。
好きだよ」とあたし。

ふと瞬時眠っていた感覚があった。

意識が戻る。

ここは控え室だ。

ライブは一応は成功していた。

興奮している観客たち。

けれどもあたしはドラムのペースメイキングしか覚えていない。

シド「単純化された仕組みだよ」
ハクメン「ああ。
そうだな」
かれん「メディアは愚かでさえある」

それがあたしたちの秘密。

メディアを信頼していたか?

他者を信頼していたか?
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