夢物語
 ……それからというもの。


 私は男とのイケない関係にどっぷり浸かってしまった。


 サークル活動や大会参加の帰りなどに、男のマンションに忍び込んで、体を重ねる。


 時間さえ合えば昼夜の境なく、互いの体を貪り合う関係。


 初めての時は真冬の夜だったけど、関係を続けているうちに季節はいつしか真夏に。


 「もっと腰をいやらしく使ってみて」


 真夏の夕暮れ。


 一緒に参加した大会が早く終わったので、男の車でそのまま部屋へと連れ込まれ。


 そのまま夢中で抱き合う。


 エアコンのない部屋、声が近所に漏れないよう窓も締め切った蒸し暑い部屋の中、汗ばむ素肌を延々と求め合った。


 最初の頃は経験がなくて未熟だった私が、手ほどきを施すうちに次第に手慣れた自分好みの女になっていく様を男は喜び、ますます深みにはまっていった。
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