「Last note」特性を持つ者へ〜5
「櫂さんが俺を"診察"したいって言うから来たんだ。病院で青山刑事と知り合いって知ってさ。」

新太くんは以前よりバッサリ髪を切って、短髪になり爽やかなスポーツ少年のようになっていた。

「新太くんを"診察"?櫂、どうゆう事?」

「その前に青山の方はどうだったんだ?"救世主"については。」

俺がソファに掛けるとすぐにコーヒーが出てきた。
特性保持者特別留置所の帰りのひと口はとても沁みる。

「夢で語りかけてきたって。"無垢"だ。
奇跡が起こるとか、自由が得られるって言われたらしいけど…俺が聞いた人は、悪魔の囁きにしか、聞こえなかったらしい。」
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