「Last note」特性を持つ者へ〜5
「"効かないモノ"の存在……。」

あれ……??

そういえば。自分の中では納得していたが、耳鳴りがした時おかしな事はあった。

「櫂…typeBが誰か、本当は分かってるだろ?」

そう言うと、僅かに動揺を見せた。

俺と櫂の関係は、
学生時代に喫茶店でバイトをしていた頃からの付き合いだ。

そしてその頃、ある事件の片隅で浮上した、"ある疑問"が残ったままだった。

「櫂も覚えてるよな?廣瀬の元カノのエナの事件だ。おまえがエナの"魔性"を強制治療して解決した。」

「覚えている。
俺もそれを思い出して謎が解けた。」
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