人間消去アプリ
だって【人間消去アプリ】は、私にとって心強い味方だもん。


友達以上の存在。


なくてはならない存在なんだ。


そう思っていると、どこかから悲鳴が聞こえた。


「いやぁぁぁぁぁっ‼︎」


その声で、沙織が驚きを隠しきれない顔でうしろを振り返った。


どうやら悲鳴はうしろから聞こえてきたらしい。


沙織はびっくりした顔のまま立ち止まる。


でも私は沙織を置いて、学校に向かう。


なにがあったのかなんて、どうでもいい。


悲鳴に反応している場合じゃない。


チラッとうしろを振り返ってみる。


まだ沙織は立ち止まっている。


悲鳴のあった場所を、目で探しているのか。
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