どんなに遠く離れていても
それからというもの裕輔とは
毎日ラインをしていた。
くだらない話をしたり電話もするようになった。
その間も身体を売り山崎の家に住み込んでいた。
裕輔にも年齢を偽り続けていた。
売春しているなんて言えなかったし、本当のことなんて言えなかった。
私に対しての気持ちも知ってたから余計に。
『今非常に恋をしてしまってます。絡みだしてまだ3日やけど...。毎日電話したりしとるw面白いし、しっかりとした子やし、天然やけど心が綺麗な子!!!おらんやぞww過去の話を見てまだ踏み出せんと思うけど...。この恋が叶うか俺もわからんけど...叶ったらしっかり幸せにして安心して傍にいれるように愛を注いでいこう思う!!応援お願いします。』
こんな投稿をFacebookにしていた。
私にも好きだと気持ちを伝えてくれていた。
でもそのたびにそんな事を言って貰えるような人じゃないよって。言っていた。
裕輔の真っ直ぐすぎる気持ちに胸が痛んだ。
裕輔とは住んでいる世界が違うなって思った。
すごい純粋で素直な裕輔とは違って。
私は穢れていて汚いから。
複雑な思いを抱きつつあまり真に受けないようにしていた。
過去に付き合っていた人がトラウマになっていたから。

散々好きだと結婚したいだの言っていたのに。
美琴以外興味ないと言っていたのに。
美琴に依存していると。
愛していると言っていたのに。
結局浮気されていた。
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