先輩に一目惚れしたんで、サイエンス部に入部します!
星野先輩は、試験管に何か薬品を入れている白衣を着た男子の先輩を指差す。
「実験している間は話しかけちゃダメだよ。実験を邪魔されたら怒るんだ」
星野先輩に言われたことは、どんなことだって守ります!!
「私は岩井鈴(いわいりん)!天体観測が趣味です!透くんと付き合ってま〜す!」
星に関する本をテーブルの上に置き、三つ編みの先輩が笑う。この先輩は……Cカップかな?かわいいけど、星野先輩には敵わない感じがする。
「それで、ここにいる一年生くんは森本友永(もりもとともはる)くん。大地くんと同じように、「体験に来ます」って宣言して来てくれたんだ」
「……よろしく」
友永は俺に笑いかける。しかし、俺たちは互いに確信した。俺たちが星野先輩に恋をしたライバル同士だということを…!
先輩は、絶対に渡さない!
見えない火花が、俺と友永の間を飛び交った。
体験入部では、理科の関係したマジックなどを先輩たちは見せてくれた。だからこそ、油断していたのだ。この部活は、遊びの部活ではないということを…。
正式にサイエンス部に入部した日、星野先輩が言った。
「じゃあ、どれだけ理科ができるかテストしたいと思いま〜す!!」
「イエーイ!」
耳を疑う俺の横で、岩井先輩が拍手をしながら言う。友永は無表情だし、河合先輩はよくわからない実験を相変わらずしている。
「え…」
真っ青になる俺を見て、星野先輩は首を傾げる。
「あれ?大地くん、どうしたの?」
「実験している間は話しかけちゃダメだよ。実験を邪魔されたら怒るんだ」
星野先輩に言われたことは、どんなことだって守ります!!
「私は岩井鈴(いわいりん)!天体観測が趣味です!透くんと付き合ってま〜す!」
星に関する本をテーブルの上に置き、三つ編みの先輩が笑う。この先輩は……Cカップかな?かわいいけど、星野先輩には敵わない感じがする。
「それで、ここにいる一年生くんは森本友永(もりもとともはる)くん。大地くんと同じように、「体験に来ます」って宣言して来てくれたんだ」
「……よろしく」
友永は俺に笑いかける。しかし、俺たちは互いに確信した。俺たちが星野先輩に恋をしたライバル同士だということを…!
先輩は、絶対に渡さない!
見えない火花が、俺と友永の間を飛び交った。
体験入部では、理科の関係したマジックなどを先輩たちは見せてくれた。だからこそ、油断していたのだ。この部活は、遊びの部活ではないということを…。
正式にサイエンス部に入部した日、星野先輩が言った。
「じゃあ、どれだけ理科ができるかテストしたいと思いま〜す!!」
「イエーイ!」
耳を疑う俺の横で、岩井先輩が拍手をしながら言う。友永は無表情だし、河合先輩はよくわからない実験を相変わらずしている。
「え…」
真っ青になる俺を見て、星野先輩は首を傾げる。
「あれ?大地くん、どうしたの?」