アブナイ王子様たち
このベッドは、家にあったベッドとは違うものなのに、なぜか落ち着く。


本当に気持ちいいな……。


ごろんと寝転んだそのとき、ドアのほうから声がした。


「あんた、ウサギみたいだな」


こ、この声は……。


「し、翔さん‼︎」


なんで翔さんが私の部屋にいるの⁉︎


私、ちゃんとドア閉めたよね?


もしかして、私に気づかれないようにドアを開けて、勝手に入ってきた?


もしそうだったら最低じゃん。


ガバッと起きあがり、翔さんを見つめた。


「な、なんで私の部屋に……」


「あんたがいなくなったから、さみしくて」


えっ……。


さみしいって……本当に?


心臓がドクンッと大きな音を立てる。
< 114 / 642 >

この作品をシェア

pagetop