アブナイ王子様たち
私が、誠さんが今まで見てきた女の子の中で、一番可愛い……?


は、ははは……。


「そ、そんなの……冗談でしょう?


誠さん、嘘つくのうまいですね〜」


そう言う自分の声は、うわずっていた。


「嘘じゃないよ。


愛海ちゃんが、本当に可愛く見えたんだ」


嘘じゃ……ない?


心の中でそうつぶやいたと同時に、誠さんがこちらに目を向けた。


誠さんの目に、私の姿がはっきり映る。


「……愛海ちゃん」


「な、なんでしょうか……」


声がガチガチに震える。


それはたぶん、誠さんが、真剣な表情をしているせいだろう。


「愛海ちゃんって……好きなやつ、いる?」


「え……?」


好きな、人……?


誠さん、なんでそんなことを聞くの?
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