アブナイ王子様たち
さっき、か……。


匠くんは、一回起きたあと、もう一回寝たんだ。


匠くんが二度寝する前は翔さんがいたけど、二回目に目が覚めたときには、もういなかったと。


「うーん……もしかしたら翔さんは、匠くんのお昼ご飯を買うために出かけたんじゃない?」


「……だといいな」


ん?


今の匠くんの言葉の間は、いったいなんだろう。


なにか意味があるのかな?


まぁ、いいか……。


「ところで匠くん、今なにをしてたの?」


とりあえず匠くんに、リビングでなにをしていたかを尋ねてみることにする。


匠くんがポリポリと頭をかきながら、恥ずかしそうに答える。


「……風邪に効く薬がないかと思って」


「風邪薬を探してたんだね?」


「あぁ……」


なんだ、風邪薬を探してただけなんだ。
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