アブナイ王子様たち
へ、へぇ……。
「ほ、補習ですか……」
「うん。
まぁ、俺としては、ちゃんと勉強してほしいものだけどね」
苦笑いを浮かべる悟さん。
誠さんがあまり勉強に興味がないことに、ちょっと不満を抱いてるみたい。
でも、その不満は、誠さんの兄だからこそ、抱くものだろう。
ここにも、兄弟愛を感じるな。
なんて思っていると、悟さんがお皿を持ってこちらにやってきた。
「ごめん、愛海ちゃん。
朝ご飯、リビングのテーブルに置きたいから、どいてくれない?」
はっ。
自分が、キッチンとリビングをつなぐ引き戸の前に立っていたことに気づき、慌ててリビングに向かう。
「ご、ごめんなさい!」
あー、バカだな、私。
なんで、悟さんがリビングに朝ご飯を持っていくことに気づかなかったの。
「ほ、補習ですか……」
「うん。
まぁ、俺としては、ちゃんと勉強してほしいものだけどね」
苦笑いを浮かべる悟さん。
誠さんがあまり勉強に興味がないことに、ちょっと不満を抱いてるみたい。
でも、その不満は、誠さんの兄だからこそ、抱くものだろう。
ここにも、兄弟愛を感じるな。
なんて思っていると、悟さんがお皿を持ってこちらにやってきた。
「ごめん、愛海ちゃん。
朝ご飯、リビングのテーブルに置きたいから、どいてくれない?」
はっ。
自分が、キッチンとリビングをつなぐ引き戸の前に立っていたことに気づき、慌ててリビングに向かう。
「ご、ごめんなさい!」
あー、バカだな、私。
なんで、悟さんがリビングに朝ご飯を持っていくことに気づかなかったの。