アブナイ王子様たち
「……あぁ。
この女に気味の悪い手紙を送りつけるストーカーを追い払うために、この女と一緒にショッピングモールに行った」
なんでだろう。
そう答える翔さんの口調が少し嬉しそうなのは。
私とふたりで出かけたことが嬉しかったのかな。
って、そんなこと考えてる場合じゃない。
頭を抱え、髪をかきむしる。
うつむいて座っていたので、髪がカーテンの役割をはたしていたが、今はその役割を失った。
どうしよう。
視線がチクチク刺さったままなんだけど。
と思ったそのとき。
スカートのポケットに入れていたスマホが、ぶるぶると震えた。
気になって、スマホを取りだす。
【メッセージが届きました】
メッセージ……?
この女に気味の悪い手紙を送りつけるストーカーを追い払うために、この女と一緒にショッピングモールに行った」
なんでだろう。
そう答える翔さんの口調が少し嬉しそうなのは。
私とふたりで出かけたことが嬉しかったのかな。
って、そんなこと考えてる場合じゃない。
頭を抱え、髪をかきむしる。
うつむいて座っていたので、髪がカーテンの役割をはたしていたが、今はその役割を失った。
どうしよう。
視線がチクチク刺さったままなんだけど。
と思ったそのとき。
スカートのポケットに入れていたスマホが、ぶるぶると震えた。
気になって、スマホを取りだす。
【メッセージが届きました】
メッセージ……?