👑Emperor bride
直ぐ三人衆の、
マーク、チャーリ、ジン
が呼ばれエドワードと5人だけの
時別会議が、執り行われた。


探知機で、盗聴されていないか
三人衆で、丹念に調べて大丈夫と
判断すると会議がはじまった。


「あの日の事は殿下にもお知らせ
していないし、何故サムソン王は
ご存知だったのだ?
 側近、私、カワン、そして
 押し入った族しかおらぬ。」

エドワードは顔面をしかめて話出した。

「あの日は、晩餐会が執り行われ
 業者や、付き人、トラックや、
馬車が多数入っている。
琴乃様を狙うには、
格好の日では?」

ジンも不振な顔をした。

「然も琴乃様の為に発注した家具
や寝具洋服までもキャンセル
になっていた。

 業者に問い合わせたら
 城からキャンセルになったと
 連絡が来たそうだ。

 パソコン入力だが、私のパソコンから
 来ていたと・・・」

 それに琴乃の回りで食事も私の
指示で、抜くように言われた
とか・・・
間違いなく私であったといいはる
のだ‼

しかも何人も指示している
私を見ていると・・・。」

エドワードが不審な出来事を打ち
明けた。

 植木の剪定も秘書官の指示で、
やらせたとか見えないイジメが、
あったそうです」

エドワードは少し血が上り

「いくら私でも其処まではやらぬ。」

ドン!💢バァンとテーブルを叩いた。

「誰かエドワード様になりきり
 特殊メイクでもしたんで
しょうか?」
マークがポッツと呟いた。

《《《《特殊メイクウ~!!》》》》》
全員マークの意見に声をあげた。、

シーッシーッ、
「誰がどこにおるかわからない。」

マークーが、ぎろりと目を開いて口に指を立てキョロキョロする。

ああ、 そうだな。
皆、頷きながら小声になる。

「そうか!! その手があったか。
 目には目を…だ。」

「して、琴乃は何処におる。」

 エドワードが
「今朝やっと目覚められ、
傷も回復に向かっていると
ヨンスンから
連絡がありました。

  何人か私の密偵を送り込み
  見張らせております。」
そう呟いた。

「ああ、無事なのだな!
 良かっ…た。」

「この城の中に、何人も忍びこん
でいるし城の中の者に化けて
おるのは確実!」


ウーム!

「琴乃に背格好の似た密偵は
おらぬか?」


「琴乃の影武者になってもらい
敵をお引き出すのだ。
武術の心得の
ある者はおらぬか?探してくれ。」


「御意。」

それからリストを集めて
探しはじめた。

「 琴乃のように細身で、
ムッチリしていて
 可愛らしくて…と。」

「なかなかおりませんなぁ!!
 皆肩幅か広い。
 鍛えている分逞しい。」

     トントン!
ドアを叩く音がして

    「入れ。」

チャンクの一言に女が入って来た。

「カワンどうした?」

5人はキョロキョロと目で合図をした。

「会議と聞いてサンドイッチと
キッシュカルツォーネ、
オニオンブレッド、チーズ
パンとコーンポタージュに
 珈琲を、お持ちしました。

 殿下の好きなものばかりですよ。


 ニコニコと笑うカワンはカワンにしか見えない。

 「カワン、お前と知り合って何年
だ?」

「はい。私とエドワード様が
お世話になって
 26年でございます。ワンワン!」

「ぶはははは、間違いなくカワンだ。
 皆安心しろ。」

「秘密会議と聞いて、
多分前お約束した
 暗号を聞かれると思いましたフフフ。」

皆ドーッと疲れたように強張
った体から 力がぬけていった。

しかし今や暗号を使わなければ
ならぬ程緊迫しているのかと
カワンは不安に
思った。


  
まるで20年前のあの日のように…。



 





  
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