星空の下、君に恋をして。
「…じゃあ、私も慣れてもらえるように頑張ります。」

「えー、良いじゃん、僕に選ばせてよ?」

「えー…」

今日初めて会ったとは思えないほど、実里くんはあっさりと私の中に入ってきた。

軽い口調で会話ができるくらい。

でも、次の瞬間。

私は凍り付いた。

「僕が選ばなくても、センパイは王女になると思うよ?」

「え?何で?」

「だって、センパイ可愛いもん。」

「…え?」

顔に一気に熱が集まっていく。

実里くんの顔を直視できない。

「何言ってるの、そんなこと…」

「本当だよ?センパイは、僕が知ってる女子の中で…一番、可愛い。」

にこっと笑って実里くんは繰り返した。

顔が熱い。

どうしたんだろう…。

「センパイ顔真っ赤だよ?大丈夫?」

「!?」

慌てて顔を両手で包む。

熱を持った頬はなかなか冷めてくれない。

(この天然実里くん、どうしたらいいの!?)

心の中で叫ぶ。

どこからどう見ても天然なのに、時々小悪魔的な一面を見せる実里くん。

にこりと笑う顔から視線を外せなくて、私は更に赤面した。

「実里くん、やめて?私は可愛くなんてないよ。」

少し不満の意を込めてそう言うと、実里くんは目を丸くした。

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