双星の煌めきは月夜に魅せられて
「ねえ、それより月那ちゃんと朔夜くん!」
「どうしたの?」
「今日どこか遊びに行かない?
今ね、駅前のカラオケのクーポン貰ったんだけどね、1人カラオケは緊張しちゃうから」
「うん!もちろん!」
なずなを1人で遊びに行かせるわけにもいかない。
だって、なずな可愛すぎるんだからナンパ男達に何されるか分からないんだから。
それになずなから誘ってもらったのは初めてのことで、私は嬉しさのあまりすぐに頷いた。
「朔夜はどうする?」
「俺は用事。ごめん、なずな」
「ううん!また今度行こうね!」
そうだ、朔夜は今日も倉庫に行くのか。
私だけ遊ぶわけにもいかない。
私もやっぱりなずなに聞いてみよう。
ふと、何かを閃いて私はすぐさまインターネットであることを調べた。
「……え」
そして、とても大事なことを私はやってないことに改めて気づいたのだった。