幸せは、自由を奪うの?
「今日の昼頃、偶然見かけたの。」

「どうして家で、家事をしていない!?」

強い口調で怒鳴られ、私は言い返す隙きがな

かった。

「なんでそんな時間に、外にいる!?家事は

どうした!?」

「だから、それはー。」

「なぜ反論する!!」

二度目の強い口調に、私はもう限界に到達し

た。  

私は、手を握りしめ顔を上げ泣くのをこらえ

ながら言った。

「私には、自由はないの…?」

「大人には自由などない!!お前はいつから

そんなに!!」

私は、机を思いっきり叩いた。
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