【短編】メロンソーダに溺れる


「菅原って平気で女の子にそういうこと言ってるの?」


だから余計、女の子がたかってくるんだ。


「え?俺は今人助けしようとしてるところなんだけど。すごい心外」


「……うざぁ。はいはい、じゃあ飲めば。これで点数上がったら……」


「上がったら?何してくれんの?」


身体を少し前のめりにして、メロンソーダのカップを手に持って、少し声のトーンを落としてそう聞いた菅原に、また、ドキッとしてしまう。


「何って……」


こんなんで突然賢くなるわけないじゃん。
『バカって言ったことを謝ってあげる』と言おうとしたけど、菅原の視線に、思うように声が出ない。


「上がったら、俺のお願い、1個聞いてよ」


「お願いって?」


「それはその時のお楽しみ」


「なにそれ意味わかんない」


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