クールな御曹司と愛され新妻契約
「千景さん……?」

「あなたを悩ませるのは、いつだってあの幼馴染だ。こう言っては、彼のせいで悩んでいた麗さんに大変失礼だとは思うのですが……妬かずにはいられません」

真っ直ぐに私を見下ろす彼の目の奥には、独占欲に濡れた嫉妬が揺らめいている。

その焦がれるような感情に晒され、私の体内がドキドキと熱くなるのは、自然なことだった。

「あなたは俺の妻だ。これから先、何か不安なことがあれば、どんな些細なことだとしても絶対に俺を頼るように。それから」

二重瞼を縁取る長い睫毛を伏せながら、彼は淫靡な仕草で私に覆いかぶさり、耳朶に唇を微かに触れながら、

「これはお仕置きです」

とろけるように甘やかな声音で囁くと、それを合図に私の耳に熱く柔らかな舌を這わせた。

「あ……っ」

耳朶を食まれ、そこだけをイジメるような丹念なキスは、くちゅくちゅと時折いやらしい水音が響く。

未知の快感が電気のように体中に走り、何度も小さく背中が仰け反った。
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