クールな御曹司と愛され新妻契約
彼女がバンケットホールへ向かう姿に小さく手を振ってから、私はロビーにあった革張りのソファへ浅く腰掛けた。
実友さんって、気配りもできてすっごく良い方だ。
彼女に助けていただいて本当に助かった。
そんな感謝の気持ちを抱きながら、千景さんに帰宅のための連絡を入れようとクラッチバッグからスマホを取り出している最中。
「秘書室の実友さんって最近服装変わったよね。前はあんなに高いヒール履いてたのに、今日もペッタンこのパンプスだし。もしかして妊娠かな?」
聞こえてきた話に、ふと顔を上げる。
「あ〜、最近噂になってるよね。薬指に指輪してるとこ見たことないから、お相手は結婚できない相手なんじゃないの!? って」
「副社長に何度も声を掛けてた子が実友さんに注意されて、『秘書が誘惑してる』って騒ぎ立ててたけど……案外本当だったのかもね」
どういうこと? 実友さんが千景さんを誘惑してて……に、妊娠!?
前を通過していった女性たちが喋っていた衝撃の内容に、私は思わず硬直してしまった。
実友さんって、気配りもできてすっごく良い方だ。
彼女に助けていただいて本当に助かった。
そんな感謝の気持ちを抱きながら、千景さんに帰宅のための連絡を入れようとクラッチバッグからスマホを取り出している最中。
「秘書室の実友さんって最近服装変わったよね。前はあんなに高いヒール履いてたのに、今日もペッタンこのパンプスだし。もしかして妊娠かな?」
聞こえてきた話に、ふと顔を上げる。
「あ〜、最近噂になってるよね。薬指に指輪してるとこ見たことないから、お相手は結婚できない相手なんじゃないの!? って」
「副社長に何度も声を掛けてた子が実友さんに注意されて、『秘書が誘惑してる』って騒ぎ立ててたけど……案外本当だったのかもね」
どういうこと? 実友さんが千景さんを誘惑してて……に、妊娠!?
前を通過していった女性たちが喋っていた衝撃の内容に、私は思わず硬直してしまった。