クールな御曹司と愛され新妻契約
自室から出てリビングルームのローテーブルを見たが、彼が普段ニュースをチェックしているリビングルーム用のタブレット型端末が置かれているだけだった。
首を傾げつつダイニングも見回ってみるが、そこにも置き忘れられた形跡はない。
「あれ? どこにもないけど……」
不思議に思いつつキッチンへ向かうと、作業テーブルの上に和柄のお弁当包みにくるまれたお弁当箱が。
「うわあ! そ、そうだった……。今朝はあのまま、出たんだっけ……」
慌ててそれを手に取って狼狽える。これは完全に私が渡し忘れたせいだ。
今日のお弁当は、特に豪華にしたのに。
明日で丁度、千景さんとの初めてのデートをして……偽りのものだけど、プロポーズもしてもらってから一ヶ月。
何かの記念日という訳ではないのだが、なんとなく、千景さんへの日頃の感謝を込めて、彼にバレぬようキッチン側でこっそり、彼の好物を豪華に詰め込んだ華やかなお弁当を作ったのだ。
彼に謝る機会を探っていた私は、昨夜のうちに小さな手紙を書いて、それも忍ばせてある。
首を傾げつつダイニングも見回ってみるが、そこにも置き忘れられた形跡はない。
「あれ? どこにもないけど……」
不思議に思いつつキッチンへ向かうと、作業テーブルの上に和柄のお弁当包みにくるまれたお弁当箱が。
「うわあ! そ、そうだった……。今朝はあのまま、出たんだっけ……」
慌ててそれを手に取って狼狽える。これは完全に私が渡し忘れたせいだ。
今日のお弁当は、特に豪華にしたのに。
明日で丁度、千景さんとの初めてのデートをして……偽りのものだけど、プロポーズもしてもらってから一ヶ月。
何かの記念日という訳ではないのだが、なんとなく、千景さんへの日頃の感謝を込めて、彼にバレぬようキッチン側でこっそり、彼の好物を豪華に詰め込んだ華やかなお弁当を作ったのだ。
彼に謝る機会を探っていた私は、昨夜のうちに小さな手紙を書いて、それも忍ばせてある。