また明日、会えたなら
第1章
「…き、さき!起きて‼︎」

誰?起きないといけないの?
朝起きるのは嫌いなのになぁ

咲「おはよう」

「起きたのね⁉︎加藤先生、咲が起きました‼︎」

ここはどこなの?私を呼んでるのは誰?
どうしよう、何もわからない…

加「よかった、咲ちゃん起きたんだね
調子はどうかな?」

咲「えっと、元気…とは言えないです
いろんなところが痛くて
先生?ですよね?私どうしたんですか?」

加「咲ちゃん、君は交通事故にあったんだ」

私が交通事故?
そんなわけないじゃん
そんなの全然覚えてないのに

咲「本当に交通事故にあったんですか?
あと、そこの女の人は誰ですか?」

私がそう言った瞬間
その女の人が悲しい顔、
加藤先生が驚いた顔をした

「咲、本当に私のことを覚えてないの…?」

なんでそんな顔をするの?
なんか悪いことでもしたかな?

加「咲ちゃん、それは冗談ではないよね?
ちなみに自分のことは覚えてるかな?」

自分のこと?そんなの忘れるわけないじゃん
私は、え?
ちょっとまってよ、なんにもわかんない

咲「なんで⁉︎
なんにも覚えてない!
私は誰⁉︎」

加「咲ちゃん、
君は事故で記憶を失ってしまったんだ」
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