過去の精算

「舞さん…恋ってなんでしょう?
愛ってなんでしょう?」

恋というものは、柔らかくて…
甘くて、穏やかで、優しいものだと思ってた。
でも、こんなに苦しくて、辛くて…
悲しいものだったなんて…知らなかった。
知らなきゃ良かった。
恋なんて…
好きにならなきゃ良かった。
彼の事も…

「なんだろうね?」

「舞さんは、愛がなくても寝れますか?」

「え? 男の人とって事?」

「ふぁい…」

「私は無理かな?」

「れすりょれ…
れも…おとりょのひれは…ちがいれすよ…」

「ねぇ飲み過ぎよ?」

「らいりょうぶれす!
よっれまれんかりゃ!」

「十分酔ってるって?」

「らいりょ…ぅ」

お母さん…
なんで教えてくれなかったの?

酷いよ…
どうして私を産んだの?

知りたくなかった。
何もかも…

生まれて来なきゃ良かった。
こんな世界…

わたし…どうしたら良い?
教えてお母さん…

(未琴…もう少しだから)

お母さん…迎えに来てくれるの

(必ずくるよ)

お母さん…




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