もう、我慢すんのやめた


「なんか今日、弥一やけに笑うよね!なんかいつもより優しい気もするし?明日、雨だね」


きっと、自分から誘ったってのもあって、私が楽しめるように今日1日すごく気を使ってくれてたんだと思う。


今になって、弥一の快気祝いなんて口だけで、もしかしたら最初から、私のために連れてきてくれたんじゃないかって思い始めた。


ココ最近ずーっと、弥一のケガの心配ばっかりしてたから。息抜きに……って。


弥一はやっぱ、優しいな。
昔から変わってない、私よりもずっと大人。


「おうおう、言ってくれんじゃん?まぁでも本当に楽しかったから自然と笑ってばっかだった。……芽唯との最後に良い思い出になった」

「……え?」


一瞬、聞き間違いかと思った。


溶け始めたソフトクリームに焦る弥一を、マジマジと見つめて「今、なんて?」って、軽い気持ちで聞き直す。


そんな私を、弥一は真っ直ぐ見据えた。
それから、重たい沈黙が私と弥一の間に流れて。


「どっから話そう?」


そんな言葉と一緒に、弥一がお決まりのヘラヘラした笑顔を見せる。
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