おじさんは予防線にはなりません
私の不安は違う意味ですぐに的中する。
「羽坂です。
よろしくお願いします」
最初に派遣会社の担当の早津(はやつ)さんと共に挨拶に行った外川(とがわ)部長は、でっぷりとしたお腹に脂ぎった顔をしたおじさんだ。
面接で会ったのはこの外川部長だけだったので、まさか職場があんなに華やかだとは想像していなかった。
「まあ、よろしく頼むよ」
外川部長は偉そうに胸……というかお腹をつき出した。
早津さんは最後まで、なにかあったらすぐに相談に乗るからと、心配しながら帰って行った。
そういうのは不安になるからやめて欲しい。
「君の直接の上司になる、本多課長に紹介するから」
「はい」
応接室を出て外川部長に連れられていった先では、うず高く書類やサンプルがデスクの上に積まれ、城壁のようになっていた。
「今日からうちに配属になった、派遣社員の羽坂君だ」
「羽坂です。
よろしくお願いします」
最初に派遣会社の担当の早津(はやつ)さんと共に挨拶に行った外川(とがわ)部長は、でっぷりとしたお腹に脂ぎった顔をしたおじさんだ。
面接で会ったのはこの外川部長だけだったので、まさか職場があんなに華やかだとは想像していなかった。
「まあ、よろしく頼むよ」
外川部長は偉そうに胸……というかお腹をつき出した。
早津さんは最後まで、なにかあったらすぐに相談に乗るからと、心配しながら帰って行った。
そういうのは不安になるからやめて欲しい。
「君の直接の上司になる、本多課長に紹介するから」
「はい」
応接室を出て外川部長に連れられていった先では、うず高く書類やサンプルがデスクの上に積まれ、城壁のようになっていた。
「今日からうちに配属になった、派遣社員の羽坂君だ」