おじさんは予防線にはなりません
「……このあいだ辞めた、……朝岡(あさおか)さんの後任の……羽坂さんです。
……羽坂さん」
朝礼でも本多課長はぼそぼそとしゃべり、聞き取りづらい。
「羽坂です。
一日でも早く仕事を覚えて頑張りたいと思っています。
よろしくお願いいたします」
前に立って挨拶すると、まばらな拍手しか起こらなかった。
全く歓迎されていないようで気が重い。
用が済んだので列の後方に戻る途中で。
「……頑張るだけだったら誰だって出来るってーの」
ぼそりと聞こえた声は酷く悪意に満ちていて、これから先の暗雲を予感させた。
朝礼が終わり、自分の仕事の合間に本多課長が私に仕事を教えてくれる。
「……入力が終わったら、……伝票をセットして……それから……」
「すいません、なにをセットしたらいいんですか」
……羽坂さん」
朝礼でも本多課長はぼそぼそとしゃべり、聞き取りづらい。
「羽坂です。
一日でも早く仕事を覚えて頑張りたいと思っています。
よろしくお願いいたします」
前に立って挨拶すると、まばらな拍手しか起こらなかった。
全く歓迎されていないようで気が重い。
用が済んだので列の後方に戻る途中で。
「……頑張るだけだったら誰だって出来るってーの」
ぼそりと聞こえた声は酷く悪意に満ちていて、これから先の暗雲を予感させた。
朝礼が終わり、自分の仕事の合間に本多課長が私に仕事を教えてくれる。
「……入力が終わったら、……伝票をセットして……それから……」
「すいません、なにをセットしたらいいんですか」