クラス一のリア充の家は、賑やかなシェアハウス
すると、修也は「秋田ちゃんは僕のものだ!!」と大声で叫ぶ。そして、かけるの方を向いた。

「お仕置き執行!!」

「マジでやるの?」

かけるが戸惑っていると、「ご主人様のご命令よ〜!!」と都道府県たちが一斉に大きな網や縄を持ちながら廃工場に一斉に突入。

「うわっ…。何だ!?」

美少女都道府県たちに顔を赤くしながら、廃工場を逃げ回る。

その隙に修也とかけるは秋田ちゃんのところへ行き、縄を解いて救出した。

「秋田ちゃん、大丈夫?」

修也が秋田ちゃんを抱きしめる。秋田ちゃんは頰を赤くしながら、涙を流す。

「大丈夫です…。だって、ご主人様が助けに来てくださいましたから…」

もう完全に二人きりの世界だ。かけるはそっとその場を離れ、マイケルのところへ向かう。

マイケルは、都道府県たちに追い詰められ捕まっていた。

「ああッ…!いたぶってくださ〜い!!」

縛られたマイケルは、大阪ちゃんや群馬ちゃんにビンタされたり蹴られたりしながら言っていた。

「キモ……」

多くの都道府県と、かけるの声がハモった。



秋田ちゃん誘拐から二ヶ月ほどが経った。相変わらずかけるは美少女都道府県に夢中で、ゲームもしているし修也の家にも行っている。

マイケルは、都道府県たちにお仕置きされた後解放されて家へと帰っていった。マイケルとはあれ以来話したり関わったりはしていない。

修也は相変わらずモテモテ。でも彼女はいない。秋田ちゃんが一番好きだからだ。
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