この溺愛にはワケがある!?
「みお……大好きだ」
「はぁ!?ちょっと、今そんな話してないよね!!」
ぐいっと詰め寄る隆政から一歩下がり、美織は仰け反る。
そして、また一歩近づかれて一歩下がる。
何度か繰り返すとやがて美織の後ろは壁になった。
「もう逃げられないなぁー」
悪魔のような声が響く。
(なんて悪い顔をするの!?たまに出るわよね、このドS顔!!)
「あ、あのね、そんな場合じゃないと思うのよ。今何時?あ、ほら、もう十二時過ぎてるっ!明日も忙しいし、そろそろ寝ないと、ね?寝ないと!!」
「知らんな、そんなもの」
という隆政はヒョイと美織を小脇に抱え、布団が敷きっぱなしの部屋に移動した。
「私は荷物かー!?もっと丁寧に扱えーー!」
美織の叫びが虚しく響く。
「わかったわかった、今からものすごく丁寧に扱うから。時間をかけて、ものすごく、な……」
(嫌な予感しかない!!寝させてもらえる気がしない!!)
「いや、あの、そこそこでいいです」
「遠慮するなよ、さぁて、どこから行こうか。どこがいい?」
悪魔の囁きが美織の耳に甘く響く。
その声には逆らえる気が全くしない。
隆政は最近その事に気付いたらしく、こういうとき執拗に耳元で囁くのだ。
ストンと布団に下ろされた美織は、そのまま押し倒される。
強い力で四肢を固定されると、もうどんなに動いてもびくともしなかった。
「明日どんなことになっても、俺はみおを守るからな。みおだけの味方だ」
首筋に唇を当てながら喋るのは心臓に悪い、と、何度言ったらわかるのだろう。
直接体に響く低い音は、容赦なく美織の鼓動を早めてしまう。
そして、甘い言葉は首の太い動脈から全身に回って、麻薬のように感覚を麻痺させる。
(思うつぼだわね……流されるのは悔しいけど、でも……まぁ、悪くないかも……)
諦めて美織は手を伸ばした。
隆政の見た目よりずっと柔らかい髪を両手で優しく掴み、地肌に指を滑り込ませる。
すると、彼はとても気持ち良さそうな声を上げ体を震わせた。
「なんかゾクッとした、何だろうな?」
「風邪の引き始めかもよ?」
美織はおどけて言った。
「じゃあ、暖めてもらおう」
余計なことを言った、と思ったがもう遅い。
美織を組敷く獣はもう駆け引きを始めている。
(……仕方ない。付き合いしましょう!!)
執拗に唇を這わせる隆政の挑発に乗り、美織も同じように挑発を始めるのであった。
「はぁ!?ちょっと、今そんな話してないよね!!」
ぐいっと詰め寄る隆政から一歩下がり、美織は仰け反る。
そして、また一歩近づかれて一歩下がる。
何度か繰り返すとやがて美織の後ろは壁になった。
「もう逃げられないなぁー」
悪魔のような声が響く。
(なんて悪い顔をするの!?たまに出るわよね、このドS顔!!)
「あ、あのね、そんな場合じゃないと思うのよ。今何時?あ、ほら、もう十二時過ぎてるっ!明日も忙しいし、そろそろ寝ないと、ね?寝ないと!!」
「知らんな、そんなもの」
という隆政はヒョイと美織を小脇に抱え、布団が敷きっぱなしの部屋に移動した。
「私は荷物かー!?もっと丁寧に扱えーー!」
美織の叫びが虚しく響く。
「わかったわかった、今からものすごく丁寧に扱うから。時間をかけて、ものすごく、な……」
(嫌な予感しかない!!寝させてもらえる気がしない!!)
「いや、あの、そこそこでいいです」
「遠慮するなよ、さぁて、どこから行こうか。どこがいい?」
悪魔の囁きが美織の耳に甘く響く。
その声には逆らえる気が全くしない。
隆政は最近その事に気付いたらしく、こういうとき執拗に耳元で囁くのだ。
ストンと布団に下ろされた美織は、そのまま押し倒される。
強い力で四肢を固定されると、もうどんなに動いてもびくともしなかった。
「明日どんなことになっても、俺はみおを守るからな。みおだけの味方だ」
首筋に唇を当てながら喋るのは心臓に悪い、と、何度言ったらわかるのだろう。
直接体に響く低い音は、容赦なく美織の鼓動を早めてしまう。
そして、甘い言葉は首の太い動脈から全身に回って、麻薬のように感覚を麻痺させる。
(思うつぼだわね……流されるのは悔しいけど、でも……まぁ、悪くないかも……)
諦めて美織は手を伸ばした。
隆政の見た目よりずっと柔らかい髪を両手で優しく掴み、地肌に指を滑り込ませる。
すると、彼はとても気持ち良さそうな声を上げ体を震わせた。
「なんかゾクッとした、何だろうな?」
「風邪の引き始めかもよ?」
美織はおどけて言った。
「じゃあ、暖めてもらおう」
余計なことを言った、と思ったがもう遅い。
美織を組敷く獣はもう駆け引きを始めている。
(……仕方ない。付き合いしましょう!!)
執拗に唇を這わせる隆政の挑発に乗り、美織も同じように挑発を始めるのであった。