愛されプリンス½
「…ど、どうぞ」
「おー」
天王子の前にカレーを運ぶと、よっぽどお腹が減っていたのか、すぐにスプーンを持ち食べ始めた。
自分が作った料理を家族以外の誰かに食べてもらうのなんて初めてで、緊張する。
「…どう?」
自分が食べた限りは普通だったけど、料理に関しての自信は全くない。
恐る恐る聞くと、モゴモゴと咀嚼していた天王子は、それをゴクンを飲み込んでから
「…んー、まぁギリ食えるレベル」
「っえ」
「嘘だよ」
うろたえた私を見て、天王子がふはっと笑った。
「すっげぇうまい」
…その顔が、あまりに子供みたいな幼い笑顔で
「…あ?何固まってんだよ」
「え、い、いや別にっ!?」
…ずるい。
不意打ちだ、こんなの。
「わ、私ちょっと台所片づけてくるっ」
「おー」
あいつもあんな顔して笑うんだ。