初恋は水中の彼


「ここが俺の部屋、座っていいよ」

「トロフィーがある、賞状も沢山、これ小学生の時に同じ大会で優勝した時のだ」

「よく覚えてるな」

「あたしの初めての優勝だったから、譲と一緒だったのも覚えてる、一番嬉しかったんだー、それからは優勝は一度あったきりだけど」

「中学だな、ちゃんと俺も覚えてる」

「高校は二位どまりだった、今考えれば一つ下に玲花ちゃんがいたんだから納得だね、名前もあたしは知らなかったし顔も覚えてなかったけど、くやしくて自分の反省ばかりで他の人のことを考える余裕がなかった」

「杏奈」

譲は杏奈を抱きしめて初めて唇にキスをする
杏奈は真っ赤になった

「やっと出来た(笑)俺も外ではおでこにするのが精一杯で恥ずかしくてさ、杏奈んちも遅くなると心配するし、中々先に進めなくて一年近くかかっちゃったな」

もう一度キスをする

「ありがとう、嬉しい」

涙ぐむ

「また泣く(笑)」

「でも」

「杏奈は泣き顔も子供みたいなんだよな、そこがまたかわいいんだけど、今日は大人になろうか」

「は、恥ずかしいよ」

「水着はいつもみせてるじゃん」

「それは別だよ、もう~」

杏奈は照れて後ろを向いた
譲は後ろから服の中に手を入れていく

「万歳して」

杏奈はおそるおそるゆっくり手をあげた
譲は杏奈をベッドに連れていきゆっくり服を脱がす

「綺麗……杏奈は色が白いな」

杏奈にキスを浴びせていく

「俺、また杏奈を泣かすのかな、緊張するんだけど」

「泣くかも……」

「杏奈……好きだよ」

「うん、あたしも……」



杏奈は譲の腕の中にいた
昨日寝不足だった為ウトウトしていた

「杏奈、大丈夫?」

「んっ、眠い」

「少し寝るか?」



返事はなかった、スースー寝息を立てていた
寝顔も子供かよ、かわいいな……譲は杏奈を密着させて抱き締めた

携帯のタイマーがなる

「起きろよ、杏奈」

「うーん」

「部活だぞ」

杏奈は目を開けた、譲に抱かれていた

「あっ、寝ちゃったんだ、あたし……」

「うん、本当はもう一度抱きたかったけどすぐ寝たな(笑)」

「ごめんなさい、寝不足で」

「いいよ、俺のせいだし、今日杏奈と結ばれて良かったし、また時間作ってしような(笑)」

「うん」

二人は着替えて譲の家を出た

「杏奈は家でいつも何してるんだ?」

「えとね、編み物したり、手芸したり何かに没頭してる」

「へぇ、でもクリスマスプレゼントは手作りじゃなかったよな」

「手作りのものって重いって雑誌に書いてあったからやめたの」

「まあ別れた時に捨てずらいからかな、俺は好き、今度何か作って」

「わかった(笑)」
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