素肌に蜜とジョウネツ

高輪マネージャーが予約してくれていた高級ホテルの最上階ラウンジ、

高いシャンパン、

豪華で美味しいフランス料理に感激で―…

(オイシイ~…!)

私のテンションはすっかり高め。

しかも、

同じホテルでも職場では無い場所で、高輪マネージャーと一緒に居るって、凄く新鮮な気持ち。

今日、会社で着ていたスーツとは違うスーツを着てるっていう発見もしてしまって、もっともっと、あがっちゃうテンション。


すると、


「何だよ……」

「えっ?」

「さっきから、人の顔をジロジロと……」


と、私の視線に気付いてしまったようで……


「デザートプレート食べたいなら、はっきり言えよ―…目で訴えてくるな」

「……」


何だか、視線の理由を勘違いしてるっぽいケド。

< 360 / 374 >

この作品をシェア

pagetop