キミに夢中な俺‼
スーツを着こなした彼はジワジワと
近ずいて来る。
冷えた笑いに足がすくむ
(.;゚;:益:;゚;.)

  
  ウウッヤベー;カナリヤベー


「どした?この間みたいに
 隠れて逃げないの?」
彼は腕を組みながら入口近くの
壁に寄りかかりニヤリ

  「えっと…どなたでしたっけ?」
一応、無駄な抵抗と知りつつも
面トボケ(つらとぼけ)してみる。
やれる事は何でもヤル‼

「しらばくれるなよ
 梅迫 紬、名前だけは
 嘘じゃなかったな!」

┣“キ┣“キ心臓がハンパない!

「あの時確か28?ってたっけ?
 本当は何歳!」


タラタラタラと半端なく流れる汗💦

  「人違いです~ ;°;ω;°;では
   急ぎますし・・・」

振り切って通り過ぎる紬の手をガシッ
「まあ、聞けよ!
俺たちは真剣だったんだ
 謝れ、男心をもて遊んで平気なんだ
な!💢」


「悠人はな、清代乃ったっけ?
 あの子に惚れちまって
 大変だったんだぞ💢
 アイツ彼女に浮気されて…

 立ち直ったばかりだったんだ‼
 もう女は信じれなくなったんだぞ
 どうしてくれる?💥💢💥」


   「?と言われても…✘﹏✘ა」

「このぉ(怒)性悪女め!!謝ることも
 出来ないのか?💢」

イケメンの完璧にイッてる顔は凄み
ハンパない!

目が座って迫って来る…
         コエエエ


 「ゲゲゲ…悪う御座いました
  すみません。
あの時の飲み代は、お支払い
します。

  でもコッチにも事情がぁ
   あってって言うかぁ~」

かなり怒った大江諭は紬を捕まえて

「どうせ、男と待ち合わせだったんだ
ろ遊び人め、何人男がいるんだ!
      ゴラアああツ(怒)(怒)」




 「け、警察呼ぶから…」
紬は小さな声で脅してみたが
効き目無し‼

「警察? おおう上等だ!!
 呼べよ!
こっちも好都合‼」

   「ち、ちょっとトイレ…」

「今度は逃げても、
勤め先分かってるからな総務課の 
梅迫つ・む・ぎ・」

       OωO;ハィ。 
      ワカツテマス!


.。oOどっ!!どしょー
どっしょー
イケメンコエエエ

兎に角行けなくなったと2人に
伝えないと・・・💦

「モシモシ紬だけど、用事が出来て
 今日行けなくなった↓ゴメン明日
昼間電話するね。」

手短に連絡して怒り浸透の、大江諭の
待つ入口へと向かう。
大事な友達には手を出させない!


ニヤニヤ不振な笑いを浮かべ
顎で、コイと指図をする。

もう観念した紬は、彼の後をついて
行くしかない。

身売りする江戸時代の娘気分‼
腹をくくるしか無い‼

タクシーを止めて、また顎で
クイクイ
素直に乗るしかない。

彼は逃げれないように後ろに
スタンバイ!!

そこ迄しなくても逃げませんってバ‼

車は繁華街を抜け、
ベッドタウンらしき郊外に出た。
カーブを曲がると、
たかーい高いマンションに付いた。
世に言うタワマン?ってヤツか?


もう紬は、覚悟を決めた。
大江諭にも素性が分かってるように
紬にも彼の素性が分かっていた。


自分の遊び人を否定するには…
方法は一つ!
いつかはこんな日も来ると覚悟は
決めていた。


彼が浴室に入って行った!
ソファーをグリグリ引っ張って
椅子をてんこ盛り。

隠れる場所を探し、カーテンに
グルグル!!


ガターン、ガターンと音がしてる。
        ヤバヤバのヤバ
  「出れるんかいスゲー吃驚!」

部屋を出るにも、何処か分かんないし
後が怖いし
今も怖いし…

バックも彼にしか届かない
棚の上にあるシー。

悪あがきでも、しないと
    あ!!

しても一緒か‥
一緒だワ。

アア━━━━━終わった!ガクッ



仁王立ちの大江諭がカーテンをツン
ツン凄い力で  バササーッ  
と開かれ、グリーンのカーテンは
サワワと揺れた。

ああ、閉店ガラカラな気分。


目を両手で隠し人差し指と親指の
隙間から彼を除くと
引き締まった体に濡れた髪、
ふかふかタオルで
フキフキしながら何事も無かった
ように・・・

「風呂、はいれよ。」


    「ハ!!ハイ。」

叱られた野良犬の様に
シッポ巻いてスゴスゴスゴ






         


































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