はちみつの景色

「どうしようかな」


夏子と別れて、少し考えてみる。



でも、せっかく手紙をくれたと言うことは何か用事があるんだよね、行かなきゃ失礼だよね。


そうして、また、あのまっすぐ伸びる道を左に曲がる私。

昨日よりずっと慣れたもんで。あの垣根の穴をカサカサ音を立てながら通ってみせたのだった。
< 12 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop