はちみつの景色
花山くんを見ると、やっぱり。
ちゃんと中心にいるじゃん。
なんなら花山くんの周りに人が集まっているととっても良いくらいの男子の群がり。
昨日のはやっぱり何か悪い冗談だった。そもそも昨日までした会話自体、私の妄想から繰り広げられたものだったのかもしれない。
別に花山くんとお近づきになりたいと思っていた訳でもないが、なんとなく、後ろから見る花山くんに特別な感情を抱いていたのかもしれない。
チャイムがなり、球技大会が始まる。みんなに迷惑はかけないように、そこそこ頑張ろうかな。