これからもずっとこの初恋を
パパにママまで二人揃って…目立ちすぎるようなことを…!!!
あの中には同級生の人たちもいたのに…!
「にしても本当に愛されてんなー、めいは」
「っ…もー。それよりこの前ごめんね?」
なんだかふと思い出して謝っておく。
「え?」
樹はなんのことかサッパリらしくポカンとしている。
「ほら、この前のお姉ちゃんの態度…突き放すようで悪かったなって…。呼びに来てくれたでしょ?ほんと…ああいうところは悪いところだよね。ちゃんと謝っておきたくて…本当にごめんね」
「あー…あん時のことか。んなの全然気にしてねーよ。だからお前も気にすんな」
「ほんと?ありがとう…」
こういう時樹って流石だなっていつも尊敬する。
「それより早く行かねーと遅刻するぞ」