これからもずっとこの初恋を





さすが樹!





樹なら連れていってくれるって信じてた!





だって樹はいつも私の気持ちを第一に考えてくれてるから。





こんなことお姉ちゃんには頼めないしね。





ガチャ。





「来たよー、樹!どこ行くのっ?」





「こらっ…静かにしてろ。言っとくけど家周りだけだからな?」





「はーい」





「よし、行くか」





玄関は誰もいなさそう。





私の家はお城や宮殿かなにかかと思うほど無駄に大きくて広くて玄関までたどり着くまでも、誰かに鉢合わせしないかヒヤヒヤしたけど何事もなくたどり着けたから良かった。





さっさと靴を履き替えちゃおっと…。





「めい、こっち。来て」





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