私だけの甘い狼

これから

今日は、早くに目が覚めた。



ドアを開けて広くて長い廊下に出る。



隣の部屋からあかりが漏れてドアが少し空いている



今は、明け方の4時。こんな時間に。


すみませんが覗かせていただきます。




とても気になるので…




ドアを開けると机の上には、大量の紙が積み重なってパソコンが3台開いたまま。



すごくでかい本棚にはところどころ空いている。



その本は、床に置いてあるのと…




机で寝ている星斗くんの手に握られている。



こんな所で寝て…風邪ひかないのかな?




なにやってるんだろう?



すごく眉間にシワを寄せて寝てる。



とりあえずなにか…あ!私の部屋にブランケットがあったはず!



1度部屋に戻ってブランケットをとりまたもどる



そっとかけて…



「ひゃ!」



「誰だぁぁ!?あぁ?」



え?星斗くん?すごく怖い。




余計なことした?勝手に部屋入ったから?怒ってるの?どうしよう…



すごい力。手が痛い。




「ごめんなさい。風邪ひぃちゃうと思って。ドアも空いててその…ごめんなさい…星斗くん。怒らないでっぅ…うぅ」



怖いよ。



「あっ!わりぃ。お前か。寝ぼけてってごめん。泣くな?な?ほら。ごめんな?怖かったな」




星斗くん。いつもどうりだ。




じゃあさっきの何?



すごい殺気。ものすごく怖かったよ。



「殺されるのかと思った。」


「ごめん。ほらこっち。」



腕を引っ張られて、きたのはベット。


また腕を引っ張られ今度は星斗くんの腕の中に。




「ごめん。落ち着くまでこうしてるから泣きやんでくれ。それと泣いちまったからな少し寝ろ。」



そう言って私を抱き締めたままベットに横になった。


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