"好き"なんて言えない
理「なぁ、なな。何でそっぽ向いてんの?」
優しい声で話し掛けながら私の髪を弄ってるリオくん




遡ること5分前

キーンコーンカーンコーン♪
授業の終えるチャイムが鳴り一斉に生徒たちは席を立つ

今からは昼休み

理「なーなっ」
のんびり教科書を片付けていた私は名前を呼ばれて振り返ると教室の入口にはリオくんの姿

「「キャーっ」」
そして周りには女の子の嵐

...なのに全然気にせず近づいてきて

理「どこにする?」
何て、文脈のない質問

「え?」
理「え?じゃなくて、どこで飯食う?って聞いてんの」

周りの視線なんて気にせず頭をぽんぽんとしてくるリオくん

「...誰もいないとこで」
小さくなる声
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