元姫と隠された真実Ⅱ



「昨日のさ、沙羅の事もそうだけどさ。」


「あぁ?」


「あんたら、沙羅を全員で殴ったりして。それでも、正統派なの?」


「っ・・・・・・。」


「イラついたから。そんな理由だけで殴るんだ。」


「それは・・・、」


「全国3位の百夜に抜かれてろ。今のお前らじゃ、絶対に負けるからな。」


そう言って、愛梨は私の手を引いて屋上に言った。


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