元姫と隠された真実Ⅱ



「沙羅・・・、」


「今の俺は、舞蝶だ。」


冷たく、冷酷に、そう言った。


そう、舞蝶の私には感情が無い。


ただ、掃除をするだけ。


「さぁ、宮苑組の皆さん。戦いましょうか。」


私が少し殺気を出すだけで怯えだした。


だから、私はその瞬間に尻尾に蹴りを入れる。


バカだなぁと、他人事のように。


・・・数分で、相手はほぼほぼ倒れた。


舞華の皆は無傷。


「さぁ、あとは幹部の皆さん。やりましょうか。」


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