潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
「だって、あんなに溺愛してきた娘の彼氏に会わないか?と誘われるんだぞ。絶対に親までしっかり確認するつもりで、やって来るに決まってるじゃないか」


俺も多少は緊張するな、と絶対に半分以上は楽しんでいる様な雰囲気だ。



「尚行さん」


唖然としながらも、どうして彼はいつもこんなに平気そうなんだろう…と感心してしまう。
堂々として強気で、ヤル気が漲ってて、頭の回転が速い___。


最初に会った時の印象とは大分違うな…と気づいて自分も少し呆れる。
だけど、今の彼が本物なんだと思えばこそ、甘える気持ちで了承することにした。


「お任せします」


流石に自分から父に、彼氏に会って…とは言い難い。
父が取り乱しそうなのは見えてるし、その時にあれこれ訊かれても答え難い。


「任せろ」


尚行さんは嬉しそうに張りきりだし、全員の都合が着けば、その週の金曜日には早目に仕事を済ませて二人で会おうと言ってきた。


「香純の服を選びに行こう。女らしくドレスアップしてる香純も俺、好きだから」


< 209 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop