潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
「違うよ」
サラダを置いた香純は、不貞腐れながら再びキッチンに向いて歩き、黄色の山を二つ乗せたトレイを手にして戻ってくる。
「……はい、お父さん」
皿の一つを父親の前に置く彼女。
それを安心したように見た彼は表情が固まり、母親もハッとして目を開き、俺は(ん?)と不思議に思いながら、何だ?と二人の様子を見比べた。
「尚行さん」
はい…と置かれたプレートに目を向けると、赤いハートマークが視界に飛び込んでくる。
俺がそれを見たまま固まってると、父親が黙って目線を向け、母親もそれを確認すると無言のまま唇を歪ませて、香純はそこへ自分の分と母親の分を手にしてやって来て、「はい」と言いながらランチョンマットの上に置いた。
「香純、今年はラブじゃないのね」
父親のオムライスを見遣りながら発する母親に、香純はさっと顔色を染める。
「流石にそういう訳にもいかないでしょ」
チラリと父の顔色を確かめ、俺を振り返る彼女。
「ふぅん。つまり、一番好きな人が変わったってこと?」
サラダを置いた香純は、不貞腐れながら再びキッチンに向いて歩き、黄色の山を二つ乗せたトレイを手にして戻ってくる。
「……はい、お父さん」
皿の一つを父親の前に置く彼女。
それを安心したように見た彼は表情が固まり、母親もハッとして目を開き、俺は(ん?)と不思議に思いながら、何だ?と二人の様子を見比べた。
「尚行さん」
はい…と置かれたプレートに目を向けると、赤いハートマークが視界に飛び込んでくる。
俺がそれを見たまま固まってると、父親が黙って目線を向け、母親もそれを確認すると無言のまま唇を歪ませて、香純はそこへ自分の分と母親の分を手にしてやって来て、「はい」と言いながらランチョンマットの上に置いた。
「香純、今年はラブじゃないのね」
父親のオムライスを見遣りながら発する母親に、香純はさっと顔色を染める。
「流石にそういう訳にもいかないでしょ」
チラリと父の顔色を確かめ、俺を振り返る彼女。
「ふぅん。つまり、一番好きな人が変わったってこと?」