はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
休日明け、客室係の制服に着替えた私と彩音と石田くんは姿勢よくして、ここでのチーフである水谷さんに挨拶をした。水谷さんはフロントチーフと同期だそうだ。
サバサバしていて、頼れるお姉さんという感じだ。
「大沢チーフから三人のことは真面目で優秀だと聞いています」
「わ、優秀だなんて。いやー、嬉しいです」
「あ、間違えた。女性ふたりが優秀だと言っていて、石田くんはがんばり屋さんだと言ってました」
「えー、そんなぁ、俺も優秀だと言われたいです。でも、ここでは優秀だったと言われるよう、がんばります!」
いち早く反応して喜んだ石田くんは、自分のことではないと知ってガックリと肩を落とした。しかし、前向きな性格の彼はすぐに持ち直す。その姿に私たちは笑った。
石田くんはある意味、ムードメーカーだ。
大沢チーフがいうがんばり屋さんは彼を表現するのにピッタリ合っている。がんばる石田くんを見て、私もがんばろうと思うことがあった。
ここでは先輩の客室係とペアになって行う。私はパート社員ではあるけれど、勤続10年のベテランである原田さんという40代の女性と組むことになった。
サバサバしていて、頼れるお姉さんという感じだ。
「大沢チーフから三人のことは真面目で優秀だと聞いています」
「わ、優秀だなんて。いやー、嬉しいです」
「あ、間違えた。女性ふたりが優秀だと言っていて、石田くんはがんばり屋さんだと言ってました」
「えー、そんなぁ、俺も優秀だと言われたいです。でも、ここでは優秀だったと言われるよう、がんばります!」
いち早く反応して喜んだ石田くんは、自分のことではないと知ってガックリと肩を落とした。しかし、前向きな性格の彼はすぐに持ち直す。その姿に私たちは笑った。
石田くんはある意味、ムードメーカーだ。
大沢チーフがいうがんばり屋さんは彼を表現するのにピッタリ合っている。がんばる石田くんを見て、私もがんばろうと思うことがあった。
ここでは先輩の客室係とペアになって行う。私はパート社員ではあるけれど、勤続10年のベテランである原田さんという40代の女性と組むことになった。