はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
私も同じだ。この時のホテルの名前さえも覚えていなくて、母に聞いても忘れたと言われた。支配人がいるホテルを受けようと思っていたのではなかったけど、同じホテルで働くこたが出来たら……と考えたことはあった。
もしかして、母は覚えていたのに覚えていないと言ったのではないだろうか?
泊まったホテルに手紙を出したくらいなのだから、覚えていないはずがない。覚えていなくてもここで結婚式をした従姉に聞いたら分かったはずだ。
あの時、従姉に聞こうとも考えたけど、理由を聞かれるのが恥ずかしくて聞けなかった。でも、母なら聞けたはずだ。
意図的にホテルの名前を告げなかったとしか思えない。なぜだろう。
「私も再会出来るとは思っていなくて……実は恥ずかしながらホテルの名前を覚えていなく、支配人のことも最近まで忘れていました」
正直に事実を伝えると支配人は、珍しく声を出して笑った。
「やっぱり横川さんは正直で真面目だよね。でも、どうして俺だと気付いたの?」
「入社式の時、どこかで見たことあるような気がしたんです。それで、もしかしてとこの写真を見たら……」
「俺だったと?」
「はい」
もしかして、母は覚えていたのに覚えていないと言ったのではないだろうか?
泊まったホテルに手紙を出したくらいなのだから、覚えていないはずがない。覚えていなくてもここで結婚式をした従姉に聞いたら分かったはずだ。
あの時、従姉に聞こうとも考えたけど、理由を聞かれるのが恥ずかしくて聞けなかった。でも、母なら聞けたはずだ。
意図的にホテルの名前を告げなかったとしか思えない。なぜだろう。
「私も再会出来るとは思っていなくて……実は恥ずかしながらホテルの名前を覚えていなく、支配人のことも最近まで忘れていました」
正直に事実を伝えると支配人は、珍しく声を出して笑った。
「やっぱり横川さんは正直で真面目だよね。でも、どうして俺だと気付いたの?」
「入社式の時、どこかで見たことあるような気がしたんです。それで、もしかしてとこの写真を見たら……」
「俺だったと?」
「はい」