はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
「うん、そうだね。いい男は他にもいるし、まだこれから何回でも恋は出来るよ」
「何回もするつもりはないけどね」
「そうだね。何回もしたら疲れるよね」
彩音が自然に笑うから、私も笑った。良い結末にはならなかったけれど、二年近く引きずっていた想いを終わらせることが出来たから、笑えるのだろう。
悲しい気持ちを乗り越えられた彩音をすごいと感心する。
「あ、支配人」
「えっ、どこ?」
ラウンジの囲いになっている観葉植物の隙間から、支配人の姿を捉えたらしい彩音があそこだと指差ししてくれた。
コンシェルジュカウンターの横で、藤島さんと話をしている姿が私のところからも確認出来た。
藤島さんにはフロントを横切る時に挨拶をしたから、彼女は私たちがここにいることを知っている。
「あ、こっち来るよ」
「えっ、嘘?」
支配人とは好きになっていいかと聞いてから、一度顔を合わせただけで、しかも挨拶しかしていない。
「お疲れ様。当ホテルの自慢のクラブハウスサンドのお味はどう?」
「お疲れ様です。とても美味しくて、感動しています。ね、藍果」
「はい、とても美味しいです」
「それは、良かった」
「何回もするつもりはないけどね」
「そうだね。何回もしたら疲れるよね」
彩音が自然に笑うから、私も笑った。良い結末にはならなかったけれど、二年近く引きずっていた想いを終わらせることが出来たから、笑えるのだろう。
悲しい気持ちを乗り越えられた彩音をすごいと感心する。
「あ、支配人」
「えっ、どこ?」
ラウンジの囲いになっている観葉植物の隙間から、支配人の姿を捉えたらしい彩音があそこだと指差ししてくれた。
コンシェルジュカウンターの横で、藤島さんと話をしている姿が私のところからも確認出来た。
藤島さんにはフロントを横切る時に挨拶をしたから、彼女は私たちがここにいることを知っている。
「あ、こっち来るよ」
「えっ、嘘?」
支配人とは好きになっていいかと聞いてから、一度顔を合わせただけで、しかも挨拶しかしていない。
「お疲れ様。当ホテルの自慢のクラブハウスサンドのお味はどう?」
「お疲れ様です。とても美味しくて、感動しています。ね、藍果」
「はい、とても美味しいです」
「それは、良かった」