きらきら光る
久しぶりに喘息の症状が出て叔母さんに無理やり病院に連れていかれるとそこには白衣姿の先生がいた。


先生を見ると叔母さんは「じゃあね」と帰ってしまう。私が方向を変えて戻ろうとすると大きな手に私の腕をつかまれて逃げられなくなってしまった。


そのまま受け付けに連れていかれる。
「診察券と保険証おねがいします。」
看護師さんに言われて診察券と保険証を出そうとするけど、手に力が入らなくてうまく引き出せない。すると先生は私からカードケースを受け取りカードを出してくれた。

受付を済ませて待合室に座っていると先生も横に座る。そしてふいに私の左手を引いた。
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