きみの理想の相手
「あれ?輝くん?」
いきなり、俺の背後から誰かが声をかけてきた。
後ろを振り返ると、見たことがある人がいた。
それは、
「恵(めぐみ)さん」
廉といとこの恵さん。
廉と仲良くなってから、知り合った。
高校2年以来、会っていなかったので、久しぶりに恵さんに会った。
廉からは話だけは聞いていたから、恵さんが何をしているのかはわかっていた。
仕事は、某人気の会社のカフェ店員。
顔は整ってるし、どんな人でも優しく接してくれる。俺が女性だったら、間違えなく惚れてしまう。