あかいろのしずく
















次に純から連絡が来るまで、そう時間はかかりませんでした。



クリスマスが終わったあとです。けれど、その時には十二月は終わっていて、新しい年を迎えていました。



僕も純も、次に会った時は「あけましておめでとう」なんて会話を交わすんだろうかと、そんなことを考えていた一月の初め。冬休みの後半でした。



嫌な予感がしながら向かうのは、僕の家からはかなり遠いところにあるカフェ。純の家からは近いんでしょうか? どうだろう。





電車に乗って駅で降りて、走って。走って。
僕は息を切らして、腕時計を見ます。約束の十時まであと二分。


さっき地図で確認ました。もうすぐカフェが見えてくるはず。
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